自然に近い職業
えと菜園オンラインショップ「よかもん発見たい!」で、
農作物を出してくれている熊本の農家さんたちが
口にする言葉で、すごく気になる言葉があります。
それは、
「土の気持ちを考える」
「土を育てる」
「土が野菜を育ててくれていて、自分たちはその手伝いをする」
というような言葉です。
これらは、
「土は生きている」
という意味合いを含んだ言葉です。
大量生産・大量消費型の市場を前提とした、農薬・化学肥料をどんどん投入した栽培では、たくさんの収穫ができるというメリットがありますが、
「数世代先の土が生きているかどうか。」と問われた時、答えは「NO」だと思います。
「数世代先の土」を考えて農業をするというのは、
てまひまもかかるだろうし、生産効率からいったら、化学肥料を撒いたときに比べ劣ると思います。
そのため、「数世代先の土を考えた農業」から生まれた農業では、
お客様に「いつでも・どこでも・好きなだけ・低価格で」の農作物はご提供はできない場合も出てくるかもしれませんが、
それを越えたメリットが私はあると考えています。
それは、食べる人の「健康」「美味しさ」にとってのメリットです。
自然のエネルギーをたくさん浴びた野菜、農薬・化学肥料に頼らない栽培から生まれた野菜は、
食べると味も違うし、それだけ安全性や栄養価の面でも違うと思います。
数年前までは「へー生きてるのか。」と、不思議な感じで聞いていたのが、
自分でも野菜を作るようになって、その意味が何となく分かるようになってきた気がします。
「土に触れる」という行為は、人の価値観・人生観をも変える力を持っていると思います。
人間が自然とはかけ離れたところで生活していると忘れがちな
自然への感謝の念だったり愛情は、
人間が、自然界との接点に立てる仕事である「農業」を営む農家さんたちが
常に心に持っています。
そういう農家さんの心にあるものを、
「よかもん発見たい!」の商品を介して、食べてくださる方にお届けしたり、
家庭菜園塾「チーム畑」で土に触れることで、参加した人が思い(自然への感謝の念や愛情)を再認識したり、と、
「安心な野菜が手に入る」場としてだけでなく、
そういった「思い」の場としても、
えと菜園をご利用していただけたら幸いです。
えと菜園は、
次世代にとっても、お客様の身体にとっても、農家さんにとっても、
いい「農と食の環境作り」を模索しつづけていきたいと思います。
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