代表取締役：小島 希世子 

熊本県の農村地帯で非農家の家に生まれ、トラクターやコンバインを巧みに操り、牛と生活をしている近所の農家さんを見て、幼少期より農業への漠然としたあこがれを持っていました。

小学生の頃、テレビで飢饉に見舞われた国のドキュメンタリー番組を見て、母親に相談したところ、
「大人になったら現地で農作物を作ることを仕事にしなさい。」と言われ、農業の道を目指し始めるように。

大学受験で農学部を受験したが失敗、違う学部に進んだことから大学のため都会に出てきたところ、
「都会には働きたいけど仕事がなく、仕事と家を求めている方々がいる。」現状を知り、衝撃を受けました。

農学部以外の学部に進んだものの、農業への道を諦められず、学生時代からアルバイトをしていた産地直送の会社に大学卒業後に就職し、
農家としてデビューできる日を夢見て働きながら勉強をしていました。

農家さんと接する中、高い栽培技術を持ちながらも後継者不足で農業をやめていく農家さんや、慢性的な人手不足の農家さん、農村の空き家問題を目の当たりにしたことから、
「求職中の方と人手不足の農業界を結びつけたらハッピーなのに…。」と考えるようになります。

農家さんからは人手不足の話以外にも、
「農作物の取引は安全性に値段がつくのではなく、『キロいくら』という形で重量に値段がつく。そうすると大量生産することばかりが追い求められるようになってくる。
だから安全性を追求しすぎればしすぎるほど、農業は成り立たちづらくなる。」
という農業の厳しい現状を教えて頂きました。

『安全性へのこだわりを追求した農業が成り立つ仕組みを作らなければ！』という強い思いに駆られ、
そこで最初に熊本の農薬に頼らず、安全性を追求する農家の奥さんたちと農家直送の通販(現『えと菜園オンラインショップ』)を立ち上げました。

えと菜園オンラインショップは、お客様に直接販売するというスタイルなので、
お客様には「安全基準の高い農作物が食卓にならぶ」という結果になります。
2009年に株式会社えと菜園として法人化しました。

「求職中の方と人手不足の農業界を結びつけたらハッピーなのに…。」という思いも農家さんから人手不足の話が耳に入る度、求職中の方を目にする度に思いはだんだん強くなり、
2008年から準備を進め、2011年に、求職中の方への就農研修プログラムの提供、農業の担い手不足である農村と、都市部の求職中の方の架け橋になるプロジェクトとしてスタートしました。

それと同時にお客様に『野菜の種まきから収穫までを見つめることで食の安全基準を探って頂く場』、
そして『食事』以外で、お客様がもっと心身共に健康に過ごしていただけるような足掛りになる場を提供できることを願って、「農薬を使わない体験農園コトモファーム」をスタートしました。

幼少期の「農家になりたい！」という思いから始まったんですが、今は、農作物の生産も含め、色んな可能性を秘めている農業を、色んなスタイルで提供し、1人でも多くの方のお役にたてるような農家になりたいと思っています。

メッセージ：
畑に出て、人間以外の生き物と接する生活をする中で、『地球や環境によって自分は生かされているんだ。』と感じることも、楽しみの一つとなっています。

1978年・熊本県生まれ。

(写真提供：女性自身　　撮影：高野　博)

ベーグル職人：安達 朋美　(あだまん)

管理栄養士（登録番号第100484号）、フードコーディネーター

熊本の食材を使ったパンやスイーツ開発を担当しています。
「味の追求」だけにとどまらず、管理栄養士として病院での勤務経験(献立作成・栄養指導)を活かし、
栄養バランスやカロリーを考慮したメニュー開発が得意。
「ベーグルの味は妥協したくない！」という強い信念のもと、日本一のベーグル作りに取り組んでいます。
1978年・熊本県生まれ。

通販担当：馬本　周子

第一に「えと菜園オンラインショップのお客様に安心な食卓をお届けできること」を大切に、

そして第二に、提携農家さんたちが「身体にも環境にも優しい農業を続けることができる環境を作っていくこと」を大切にして日々仕事をしています。

メールやお電話で通販のお客様に色々とご指導ご鞭撻をいただきながら、また提携農家さんと協力し合いながら、お客様に安心と安全をお届けできる通販にしていけたらと思っております。

小学生の男の子と女の子を育児中です。
1978年・熊本県生まれ。