未来の安心な食卓を目指して
さっき、Yahoo!ニュースで、
「福島原発なければ」とメモを書き遺して福島県の酪農家が自殺したというニュースをみました。
事故後、野菜農家が自殺したり、同じ農業に携わる人間としてやり切れない思いがあります。
消費者の方にとっても、食の安全性が脅かされ、
特に小さいお子さんがいらっしゃるところは、
今まで以上に「食の安全確保」に頭を悩ませているお母さんたちが増えたと思います。
私も3歳の女の子を育児中で、私も食の安全性に頭を悩ます母親の1人です。
放射能関係の情報だけでなく、消費者は、生産者という1人の人間や農作物生産の現場を知ることで、
何が危なくて何が安全な食べ物なのかを見つめ直し、
同時に、生産者は『自分の作った農作物の安全性』に関して責任を持ち、そして、
商品だけでなく、自分の名前、栽培情報を、消費者に届ける仕組みを作っていくことで、
お互いが将来的に、消費者と生産者が人間的に支え合う仕組みになれば…と思います。
農業体験「コトモファーム」や、農家直送のえと菜園オンラインショップ、生産者と消費者の交流会などを
食卓と生産の現場を近づける取り組みを通して、
生産側・消費側が、お互いに誰なのか分からず、『商品』と『お金』を交換するだけの関係であることから
価格の境界線をめぐって、駆け引きになってしまいがちな仕組みから、
消費者と生産者が人間的に支え合いながら、「未来の安心な食卓」を共に作っていける仕組み作りを
小さいながら地道にしていきたいと思っています。