阿蘇のいちご
昨日は、ベーグル職人あだまんと娘と3人で、阿蘇へ。
ここら辺は、町のあちらこちらから湧水が湧いており、「阿蘇の天然水」が水道水から、
飲める、「水の都」。
阿蘇神社付近につくと、桜が咲いていて、のどかな雰囲気でした。
阿蘇高校女子柔道部は全国制覇する程のレベルが高く、
町の中に女子柔道部のポスターがはってありました。
3人で、阿蘇神社の近くの「湧水茶屋 なかまち」で、お昼を食べました。
ランチは、私は「馬ホルモン定食」、あだまんは「だご汁定食」。
娘は、朝から作ってきたおにぎり。
だご汁は、農作業で忙しい農家の人が、簡単に作れて栄養がバランスよく取れる料理として、
生まれた料理。
数種類の野菜にだごを入れたもの。
家庭によっては、豚肉、猪肉を入れます。
ランチを済ませ、娘のおにぎりの米粒まみれになった我々3人は、
いちごを作っている農家の山本さんのお宅へ。
山本さんは、農薬を極力減らして栽培するために、いちごをよく観察します。
ルーペを使い、いちごの葉の裏についた害虫「葉ダニ」の数を調べます。
葉ダニを退治してくれる「ミヤコカブリダニ」がいれば、その分殺虫剤をまかなくてすむそうです。
たい肥も動物性のものは使わず、夏の間に「カヤ」という樹の葉を土壌に
発酵菌とともにすき込むそうです。
肥料、たい肥などの資材は、畑ではなく、別の場所で作るのが一般的ですが、
他の場所で作ると、自然が持つエネルギーが熱として放出されてしまい、もったいないので、
山本さんは、「いちご畑」その場所で作るそうです。
自然の力を生かしながら、栽培しています。
甘くて歯ごたえのある「さがほのか」。
甘味と酸味のバランスが抜群!
口の中にいちごの香りと甘酸っぱさがひろがり幸せな気分に♪
そのまま食べても、美味いいちごを、ベーグルに練り込んだら、
これまた最高だろうな~と思いながら、つまみ食いさせていただきました。
山本さんの栽培したいちごを使った、あだまん作る「いちごベーグル」、「いちごジャム」は、
来月販売予定です。
旬果亭でも、山本さんちの「いちご・さがほのか」の販売を予定しています。
いちご初挑戦の娘!
生まれて初めて食べたいちごは、阿蘇の大自然の中で、もぎたてのいちごでした。
山本さんちには、中国から農業研修生が来ています。
彼女が、山本さんちの近くでとれた「セリ」を使った肉まんを作ってくれました。
作るところを見せていただいたんですが、生地を器用に棒で伸ばしていき、
豚肉とセリを包んでいきます。
素早い手捌きが見事で、見入ってしまいました!
中国の家庭料理の味と阿蘇の自然の恵みが融合して、心癒される味わいでした。
いちご、肉まんをお土産にいただき、あだまんと車をかっ飛ばして帰りました。
(2009年3月31日の日記)