日本の伝統的な保存食『かち栗』
栗を栽培している八高さんちでは、生栗を乾燥させて『かち栗』を作ります。
『かち栗』は、日本の伝統的な保存食で、
戦国時代の武将が『勝ち栗』と、縁起を担いで、戦の前に食べたそうです。
『かち栗』は地方によって作り方も様々ですが、八高さんちの地域での作り方をご紹介します。
【かちぐりの作り方】
①生栗を1日干した後、茹でる。
②①で茹でた栗を「カラカラ」と音が出る位まで乾かす。
③かなづち等でを軽く叩くと中から、『かち栗』が出てきます。
【かち栗の食べ方】
一晩、水に漬けて戻し、砂糖(栗の約半分の重量の砂糖)と塩少々で炊き詰める。
煮たかち栗を潰せば、栗あんになります。
(※煮豆と同じ容量です。)
私自身、『かち栗』というものを、八高さんに出会うまでは知りませんでした。
『かち栗』を知った時、
冷凍食品や真空パックなど、
「現代的な食品」=便利で保存が効く(身体にいいかどうかはさておき…)
というわけじゃなく、
昔ながらの食品も負けてないぞ~!と思いました。
しかも、日本の伝統的な食文化も守りながら。
「農家さんの食卓」は、いろいろなことが学べる、「学校」のようなところですね。