「緑の濃い野菜」=「いい野菜」なのか?
「『緑が濃い野菜』=『いい野菜』というわけではない」
…こんな話を聞いたことはありますか?
「いい野菜は、その野菜本来の色をしているんだよ。
その野菜本来の色というのは野菜の種類によって違うけど、
黄色と青を混ぜたような明るめの緑っちゅうことが多い。」
数十年、有機栽培に取り組んでる方がそうおっしゃってました。
お店に売ってある緑が濃い野菜。
「緑が濃い分、ビタミン・ミネラルも濃縮されてるに違いない!!」と思って
緑色の濃いものを選んで買ってしまった、そんな経験ないですか。
でも、実はこの「緑が濃いわけ」は、化学肥料を使ったことによることが
多いそうなんです!恐ろしい・・。
化学肥料を使うと、土壌の中の「窒素成分」が増え、
それが「野菜の色が不自然な濃さ」になるそうです。
化学肥料を使うことで(=土壌中の窒素成分が増えて)、
「生産量が上がる」「緑色が濃く、見た目的によくて売れやすい」
などのメリットはあるそうですが・・。
「窒素成分」=「身体に有害!」なのじゃなくて(というか必要なもの)、
「過剰な窒素成分」が「身体に有害!」なのです。
「過剰な窒素成分」が、「濃い緑色の野菜」を生む・・・。
何事もバランスなんですね。