栗園の一年間
農薬不使用・無くん蒸の国産生栗(丹沢・筑波)は、一年のうち、数週間で美味しい栗を出荷するために、
どんな場所で、一年を通してどんな作業をしているんでしょうか?
生産地は、熊本県上益城郡山都町という、水の豊かな場所です。
水田や畑、土手など、いろんなところから、ぽこぽこと湧き水が出ています。
人口も少なく、人の手の介入が少ないので、
水だけでなく、土壌や空気もきれいな地域です。
その生産者・八高さんの栗園の一年間をおってみました。
「いいとり(剪定作業)」…
栗園の収穫が終わった11月から3月にかけて、八高さんは仲間と一緒に剪定作業をします。
仲間内のそれぞれの栗園を順番に回っていき、みんなで剪定作業をします。
この仲間で剪定をしていくが、昔ながらのやり方を、方言で「いいとり」といいます。
剪定作業は、栗栽培の大切な作業です。
剪定作業で、来秋の栗の育ち方、栗のサイズまでが決まってきます。
みんなで知恵と技を持ち寄り、力を合わせて作業したことが来秋の栗のできに現れてくるんです。
「草刈り」…
栗園に生えてきた雑草を、草刈りしていきます。
雑草がどんどん生えてくる6月7月8月これも、仲間と一斉に刈っていき、
順番に仲間の栗園の草刈りをしていきます。
八高さんは、除草剤は使いません。草刈り作業は大変!
雑草たちは、刈った後は、堆肥になって
栗園の良質の栄養分になってくれます。
「収穫」…
早生の「丹沢」は9月上中旬から10日前後、晩生の「筑波」は、
9月末、10月上旬から10日前後かけて、一気に収穫します。
(その年の天候によって、2,3週間前後することもあります。)
みんな横一列になって、前に進むように栗拾いしていきます。
一粒一粒、虫がついていないかチェックしながら拾っていきます。
収穫期を迎えた栗は、イノシシや虫たちとの争奪戦!
1日も休むことはできません。
「お礼肥」…
収穫が終わり、11月頃に、栗園の土壌に肥料をあげます。
「今年もおいしい栗を実らせてくれてありがとう。」という感謝の気持ちを込めて、
栗の木と栗園の土へのお礼として肥料をあげることから、この肥料を「お礼肥」と呼んでいるそうです。
⇒「いいとり(剪定作業)」…と、次の年の作業が続きます。
収穫期に、おいしい栗を口にした時、大自然や家族、仲間に感謝して、
また年が廻っていく・・・そんな八高さんの栗園です。
今年の八高さんの『国産生栗(農薬不使用・殺虫処理なし)の出荷がいよいよ明日まで!
採れたてを24時間以内に発送、クール便(冷蔵便)でお届けします。